100%安全・効果があるって言っちゃダメ、医薬品の広告

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「絶対に副作用はありません!」

「100%効果があります!」

 

医療機器やサプリメントの広告で、見かけることのあるワードです。

消費者の購入を促すようなフレーズなので使いたくなる気持ちはわかります。

 

ですが、これらのワードを使うと残念ながら薬機法の広告基準違反となります。

どうしてなのか解説します。

安全性は100%保証できない

ダメな理由は医薬品等適正広告基準(以下、広告基準)で100%安全であることを言うことが禁止されているからです。

 

胃薬を使う場合、

「副作用はありません」

と断定することはできません。

 

100%安全と保障することができないからです。

これまでに1万人に売れて1回もクレームがなかったとしても、次の1万1人目で何か問題が起きるかもしれません。

100%効く! もダメ

同様に確実に効果があることもいうことはできません。

こちらも広告基準で禁止されているからです。

同じく胃薬の場合、

・必ずよくなります

・薬を飲むと全快します

というような、効果を保証する表現は使うことができません。

安全性と同じく、効果がない場合もあるからです。

 

サプリメントも100%は無理

サプリメントについても同じように考えましょう。

この場合、景品表示法の視点で考えると100%安全である、効果があることを証明することは不可能だからです。

 

サプリメントを売るときは、「何か起きた場合は医師に相談をしてください」などの注釈を必ずつけましょう。

法律的な義務はないのですが、体の具合が悪いというクレームが来たら必ず履歴を残しておくといいです。

いずれ、サプリメントにも体調不良が起きた場合の規制が入ると思いますし、何より消費者のためにもなります。

 

良い製品と良い管理体制を消費者のために作っていただければと思います。

参考資料

・医薬品等適正広告基準の解説及び留意事項等について(平成29年9月29日)

第4の3(5)効能効果等又は安全性を保証する表現の禁止

 

Kazu
薬事法、医療健康ライター・コンサルのカズと言います。
外資系医療機器メーカーで薬事法(現薬機法)を10年使っておりました。
薬事法・景表法・医療法を踏まえ、医薬品、化粧品、健康食品、クリニックの広告の書き方について説明します。