銭湯で景表法違反・大和ハウスに課徴金命令

銭湯で景表法違反・大和ハウスに課徴金命令
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大和ハウスが事業をしている公衆浴場「岩塩温泉りんくうの湯」と経営委託をしている「岩塩温泉和らかの湯」について、2,738万円の課徴金の支払い命令が出されました。

銭湯に対して景表法違反、だけでなく課徴金命令まで出るというのはあまり聞いたことがないです。

なぜ違反になったのか簡単に説明します。

何が違反なのか

ポイントは二つです。

1)本当の温泉でないのに効能効果を言った

本当の温泉であれば、

「肩こり」「冷え性」

などの効能効果を言うことができます。

しかし、ここのお湯は井戸水と工業用水に岩塩を粉末にしたものなどを入れたお湯でした。

つまりは、効能効果を言ってはいけないことになります。

本当の源泉を使っていないのに、あたかも「天然温泉」のような表現をした、ということです。

箱根温泉の素を入れたお風呂を、「箱根の源泉のお風呂」だ、と言ったようなイメージと考えていただいてもいいでしょう。

 

2)入っていない成分も入っていると言った

成分として「ブラック岩塩とピンク岩塩が入っている」、

と表現をしていました。

しかし、成分分析試験の結果、ピンク岩塩は入っていませんでした。

実にセコイw

 

勝手な憶測ですが、こちらは1つ目の調査の結果わかったのではないでしょうか。

メインは温泉法に違反していることと思います。

 

まとめ

実態とはだいぶかけ離れているので景表法違反なのは当然です。

なお、本当の温泉であれば、利用の許可をとれば温泉法に則った効能効果を言うことができます。

 

課徴金の命令まで出たということは、よほど悪質だったということです。

今は普通に経営をしているようですので、今後の信用回復に期待したいですね。

温泉施設の癒しは大切ですので。

 

参考資料

大和ハウス工業株式会社に対する景品表示法に基づく課徴金納付命令につい
て(令和2年12月16日)

消費者庁

https://www.caa.go.jp/notice/entry/022433/

Kazu
薬事法、医療健康ライター・コンサルのカズと言います。
外資系医療機器メーカーで薬事法(現薬機法)を10年使っておりました。
薬事法・景表法・医療法を踏まえ、医薬品、化粧品、健康食品、クリニックの広告の書き方について説明します。