抗体検査で新型コロナの感染が分かる!? 景品表示法違反情報

抗体検査で新型コロナの感染が分かる!? 景品表示法違反情報
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新型コロナの感染者数が毎日報道されています。

あなたも検査を受けて、結果が知りたいと思うかもしれません。

今感染しているかどうか知りたい場合は、抗体検査ではなく、PCRか抗原検査を受ける必要があります。

それにも関わらず、

「抗体検査で新型コロナの感染の有無が分かる」

と宣伝している業者が、景表法違反で行政指導を受けました。

なぜ違反になったのか簡単に説明します。

どう表示していたのか?

新型コロナの抗体検査について、

「わずか15分!高精度・新型コロナウイルス判定」

「PCR法では難しいとされる感染初期での判別も可能」

「10分で新型コロナウイルス感染の有無を目視で簡単に判定できます。」

と宣伝していました。

これが事実でしたら問題はありませんでした。

何が違反なのか

資料によりますと、

「抗体検査は、新型コロナウイルス感染によって産生される抗体の有無を判定する用途に用いられるものであって、使用することによって、現在、新型コロナウイルスに感染しているかどうかを判定できるものではありません。」

つまりは、抗体検査では新型コロナの感染の有無はわかりません。

厚生労働省もその点を認めています。

PCRも万能ではありませんが、抗体検査に比べるとレベルが段違いで上です。

 

なお、未承認医薬品の販売、という観点から薬機法も違反しています。

非常識も甚だしいです。

残念ながら、違反をした業者の名称は開示されていませんでした。

厚生労働省からの情報

抗体検査では新型コロナの感染が分からないことが書いてあります。

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/notice/assets/representation_201225_02.pdf

 

まとめ

どうしても新型コロナの感染の有無が知りたければ、民間業者が提供しているPCRの検査を受けましょう。

東京でしたら2,3000円で受けられる施設もあります。

ヘタな抗体検査よりも安いです。

参考資料

新型コロナウイルスの抗体検査キットの販売事業者6社に対する行政指導について(令和2年12月25日)

消費者庁

https://www.caa.go.jp/notice/assets/representation_201225_01.pdf

Kazu
薬事法、医療健康ライター・コンサルのカズと言います。
外資系医療機器メーカーで薬事法(現薬機法)を10年使っておりました。
薬事法・景表法・医療法を踏まえ、医薬品、化粧品、健康食品、クリニックの広告の書き方について説明します。