偽ローストビーフバーガーが販売されて国に怒られた件

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ハンバーガー

偽ローストビーフバーガー発売

2年前にマクドナルドから発売されたローストビーフバーガー、実はローストビーフを使っていなかったことがわかり、国から怒られて罰金を払うことになりました。

嘘をついて販売をしていたと考えるとひどいですよね。

しかも、うそをついていた事実は世の中には広まっていません。

 

どうしてこういう事態になったのか、解説します。

マクドナルド風ローストビーフの作り方

マクドナルドの広告では、「ローストビーフ」と称する料理には、牛のブロック肉(部分肉を分割したもの)を使用しているかのように示す表示をしていました。

 

実際は、牛の成形肉(牛赤身のブロック肉を切断加工したものを加熱して結着させて、形状を整えたもの)を使用していました。

 

成形肉を使っていたにもかかわらず、ローストビーフバーガーと宣伝して、高い値段をつけて消費者をだましていました。

完全に詐欺です。

 

2,171万円の課徴金

今回は、実際のものよりも著しく優良であると示す(成形肉をローストビーフと示す)ことにより、不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められる表示をしていた、と判断されました。

 

景表法(不当景品類及び不当表示防止法)の5条では、不当な表示の禁止をしています。

今回は第1号に違反したことになります。

景表法に違反したペナルティーとして、課徴金2171万円を支払うことになりました。

課徴金は売り上げの3%相当ですので、マクドナルドとしては大した金額ではないでしょう。

でも、企業イメージとしてはマイナスです。

消費者に対してうそをついてマクドナルドみたいにならないよう、紛らわしい広告をするのはやめましょう。

広告の内容に困ったらご連絡ください。

参考

・消費者庁のニュースリリース「日本マクドナルド株式会社に対する景品表示法に基づく課徴金納付命令について(令和元年5月24日付)」

https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/pdf/fair_labeling_180724_0001.pdf

・景表法(不当景品類及び不当表示防止法)5条

Kazu
薬事法、医療健康ライター・コンサルのカズと言います。
外資系医療機器メーカーで薬事法(現薬機法)を10年使っておりました。
薬事法・景表法・医療法を踏まえ、医薬品、化粧品、健康食品、クリニックの広告の書き方について説明します。